第7回(2013)

開催日・開催場所

平成25 年11 月8日(金)~10 日(日) 紀南文化会館(和歌山県田辺市新屋敷町1番地)

当日来場者数

2,795 人

第7回田辺・弁慶映画祭 

招待作品

横道世之介

●2013 年/ショウゲート/日本/160 分
●監督:沖田修一 【第2回 田辺・弁慶映画祭 市民審査賞受賞】
●出演:高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛 ほか

黒部の太陽

●1968 年/日活/日本/196 分ノーカット版
●監督:熊井啓
●出演:三船敏郎、石原裕次郎 ほか

最強のふたり

●2011 年/ギャガ/フランス/113 分
●監督:エリック・トレダノ 、オリヴィエ・ナカシュ
●出演:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー ほか

ロラックスおじさんの秘密の種

●2012 年/東宝東和/アメリカ/86 分
●監督:クリス・ルノー 、カイル・バルダ
●声の出演:志村けん、宮野真守、トータス松本、能年玲奈 ほか

ねらわれた学園

●2012 年/松竹/日本/106 分
●監督:中村亮介
●声の出演:渡辺麻友、本城雄太郎、小野大輔、花澤香菜、戸松遥 ほか

東京国際映画祭提携企画特別上映作品

本映画祭に後援いただく公益財団法人ユニジャパンの特別協力により、東京国際映画祭提携企画として、第26 回東京国際映画祭(2013 年10 月17 日~25 日) 日本映画スプラッシュ 作品賞を受賞した作品を上映。

FORMA

●2013 年/日本/145 分
●監督:坂本あゆみ
●出演:松岡恵望子、梅野渚、ノゾエ征爾、仁志原了、光石研 ほか

上映終了後
◆シンポジウム
第2弾「日本の映画シンポジウム:新世代の日本映画を考える。」
2013 年7月 テアトル新宿で開催したシンポジウムの続編。
映画監督はじめ映画を愛する人たちが、「本気」で「熱く」映画を語る場を田辺で再現!
ジャーナリストや映画祭ディレクターから見た日本映画の可能性を語った第1弾に引き続き、プロデューサー目線で「何が問題で」「どこに進めばいいのか」を熱く議論。

応援作品

地元田辺市を中心に撮影された映像を上映

だるだるとたなべぇの田辺まち歩き

●2013 年/日本/25 分
●応募団体:田辺まちなか魅力情報発信事業実行委員会
●出演:だるだる、たなべぇ ほか

第7回田辺・弁慶映画祭 コンペティション部門入選作品

劇場公開が3作品以内の新人監督による作品が対象。
作品は、インターネットやパンフレット等により告知し、5/1~7/31 の3ヶ月間公募。過去最多の128 作品の応募があった。その後、予備審査を経て、8作品を映画祭期間中に上映、審査のうえ各賞を決定。

作品名監督
「あの娘、早くババアになればいいのに」頃安 祐良 監督
「マイ・ツイート・メモリー」松本 卓也 監督
「反駁」伊之 沙紀 監督
「家族の風景」佐近 圭太郎 監督
「ヒゲとりぼん」片岡 翔 監督
「大童貞の大冒険」二宮 健 監督
「Dressing UP」安川 有果 監督
「scratch」永野 義弘 監督

特別審査員

映画監督や映画有識者等計4名で構成。
特別審査員長
掛尾良夫(城西国際大学メディア学部教授、キネマ旬報社顧問)
特別審査員
大森一樹(映画監督・脚本家、大阪芸術大学映像学科学科長、映画検定1級合格者)
山下 慧(映画評論家)
沢村 敏(東京テアトル株式会社 映像事業部 映画興行部番組編成)

第7回田辺・弁慶映画祭 受賞作品

作品名監督
弁慶グランプリ「あの娘、早くババアになればいいのに」頃安 祐良 監督
市民賞「あの娘、早くババアになればいいのに」頃安 祐良 監督
映検審査員賞「マイ・ツイート・メモリー」松本 卓也 監督
東京国際映画祭特別奨励賞「反駁」伊之 沙紀 監督

コンペティション部門受賞監督コメント

弁慶グランプリ・市民賞受賞

『あの娘、早くババアになればいいのに』 頃安祐良 監督

【市民賞受賞コメント】
ありがとうございます。
僕は常にお客さんが楽しめる映画を撮ろうと思って撮り続けて
います。だからこの賞をもらえることが一番嬉しいです。
本当にありがとうございました。

【弁慶グランプリ受賞コメント】
先ほどは市民賞が一番嬉しい賞だと言ってしまったのですが、こっちの方が嬉しいですね。いや、両方ともすごく嬉しいです。本当にありがとうございます。
この映画は、アイドルをテーマにした話で、僕がアイドル好きで、最近の僕の全部を出しきった映画です。この映画が、お客さんにも楽しんでいただいて、グランプリもいただいて、本当に嬉しいです。自分の全てを出しきった自分の中ですごく大切な作品です。この作品をどこかで単独で劇場公開したいなと思っていまして、ただ自分がどうすればいいのかわからない状態だったので、この田辺でのグランプリと市民賞がそのきっかけやその動きに役立てばいいかなって思っています。また、どこかで上映したいと思っていますので、その時もまた来ていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。

映検審査員賞受賞

『マイ・ツイート・メモリー』 松本卓也 監督

【映検審査員賞受賞コメント】
ありがとうございます。
びっくりしたのですけれども僕自身、映検審査員賞ということで、映画をすごく見られている方々で、目の肥えた方々が審査員のこの賞を、何故僕の作品・一番縁遠い人間に賞を贈ってくれたのか…、本当に嬉しく思っております。
このような場でこのような賞をいただけて本当にありがとうございます。
今後も精進していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

東京国際映画祭特別奨励受賞

『反駁』 伊之沙紀 監督

【東京国際映画祭特別奨励賞受賞コメント】
今回『反駁』という映画の監督をしました伊之沙紀と申します。今回、このような賞をいただき、本当にありがとうございます。言葉が浮かんで来ないのですけれども、初めて企画を書いた時と初めてシナリオを書いた時と、初めてビデオカメラを握ったときのことが思い起こされてきました。それから何年か経って、この作品を学校の卒業制作という形で撮らせていただきました。
この作品を撮っている時もすごく大変なことがある中で、キャストを含めいろんなスタッフの方が、完成に向けて力を貸してくれたことに、今この場でお礼を述べさせて頂きたいと思いますし、こうして映画祭で上映する機会をいただけたことを田辺市の皆さんと事務局の皆さんと映画祭に関わってくれた皆さんにお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
これからも映画を撮り続けて行きたいと思います。