菊池 真琴(きくち まこと)
1991年生まれ、東京都出身。
小学校6年生までインターナショナルスクールに通う。
早稲田大学に入学、学内でスカウトをきっかけに、映画「元気屋の戯言」ゆうばり国際ファンスティック映画祭2012年出品作品で俳優デビュー。
その後、自主制作に魅了され、映画ゼミにて映画制作を始める。俳優として活動しながら、卒業制作映画『ハルーシネイト』を監督し卒業する。2021年文化庁文化継続支援助成金を受け、映画『四人姉妹』を監督。第22回TAMA NEW WAVEある視点部門、京都国際映画際2021年などに入選している。
上映作品紹介
コンペティション部門
『四人姉妹』
11/11(金)14:50〜
(32分)
高級住宅街にそびえ立つ派手な一軒家は、亡くなった父の富の象徴だったのかもしれない。
経済的に成功した一家が、母親の死によって苦しくなり、家を失う事になった所から四人姉妹が集結する事になる。
久しぶりに入る実家には、あったはずの風景がなくなっていた…。
失われた空間の中でそれぞれの記憶が少しずつ蘇ってくる。
すると、一枚のエコー写真が出てくる。裏には「金太郎」という名前。
この写真をきっかけに、この一家の根底にある大きな問題が少しずつ浮き彫りになっていく。
現代社会が変化していく中で、女性たちが働きやすい環境になり始めているが、
姉妹たちは母親と同様、男の経済力に頼り、お金に跪いたままだ。
資本主義の亡霊に取り憑かれ、逃げ出せないままでいるのだ。
姉妹たちは自分たちの希薄な存在を問い、ぶつかり合い、向き合うことになる。
失った過去と、郷愁。
脆く崩れてしまいそうで、力強く結ばれた、懐かしく切ない家族の物語です。
予告編
監督 | 菊池 真琴 |
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出演 | 三枝奈都紀、小野ゆり子、菊池真琴、鈴木つく詩、 東出薫、 紺谷凪乃、 堰沢結愛、太田結乃、大石菊華 |
制作 | 2021年 |
監督プロフィール |
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